WEB予約はこちら
東京都新宿区西新宿4丁目14−3 ライフコーポ土屋 2F

被せ物が何度も取れるのはなぜ?「また付ける」前に考えたい歯の寿命と噛み合わせ|ブログ|西新宿・西新宿5丁目の歯医者|新宿セントラルパーク歯科|インビザライン

WEB予約

被せ物が何度も取れるのはなぜ?「また付ける」前に考えたい歯の寿命と噛み合わせ

被せ物が何度も取れるのはなぜ?「また付ける」前に考えたい歯の寿命と噛み合わせ

「同じ歯の被せ物が何度も取れる」

「取れるたびに付け直してもらっている」

「セラミックにすれば、もう外れませんか?」

このようなご相談をいただくことがあります。

被せ物が一度外れただけであれば、接着材料の劣化などさまざまな原因が考えられます。

しかし、

同じ歯の被せ物が繰り返し外れる場合には、単純に“接着剤が弱かった”だけではない可能性があります。

大切なのは、

「どうすれば強く付けられるか」ではなく、「なぜこの歯だけ何度も外れるのか」

を考えることです。

新宿セントラルパーク歯科では、外れた被せ物を付け直すことだけを目的にせず、その歯に残っている天然歯質や虫歯、噛み合わせ、歯ぎしりなどを確認し、できるだけ再治療を繰り返さない方法を考えることを大切にしています。

被せ物は「接着剤だけ」で付いているわけではありません

患者さんから、

「もっと強い接着剤で付ければ取れないのでは?」

と聞かれることがあります。

もちろん、歯科治療では修復物に応じた接着材料やセメントを使用します。

しかし被せ物が安定するためには、それだけではありません。

重要なのが、

被せ物を支えている自分の歯の形と、残っている天然歯質

です。

例えば十分な高さの歯質が残っている歯と、歯ぐきの近くまで大きく失われている歯では、被せ物を安定させる条件が異なります。

つまり、

「被せ物の問題」に見えて、実は「その下に残っている歯の問題」であることもある

のです。

原因① 被せ物を支える天然歯が少なくなっている

何度も治療を受けている歯では、天然歯質が少なくなっていることがあります。

最初は小さな虫歯。

再治療で大きな詰め物。

さらに虫歯が進んで神経の治療。

そしてクラウン。

というように、治療を繰り返すたびに残っている歯質が減っているケースがあります。

被せ物自体は新しく作れても、それを支える天然歯には限りがあります。

だからこそ、再治療では、

「どのセラミックを使うか」

より先に、

「自分の歯がどのくらい残っているか」

を見ることが非常に重要です。

原因② 被せ物の下に虫歯がある

被せ物が外れたとき、その内部に虫歯が見つかることがあります。

被せ物と歯の境界付近から虫歯が進行すると、被せ物を支えている歯質そのものが弱くなる場合があります。

この状態で、

「外れた被せ物をそのまま付け直す」

だけでは、根本的な解決にならないことがあります。

まず虫歯を除去し、

そのあとに十分な天然歯質が残るのか

を確認する必要があります。

原因③ 歯が低く、被せ物を維持しにくい

歯によっては、もともと被せ物を支える部分が短いことがあります。

また、大きな虫歯や破折によって歯質を失い、さらに高さが不足している場合もあります。

このような歯では、

被せ物を保持するための条件が十分ではない

ことがあります。

すると、普通に食事をしているだけでも外れやすくなる場合があります。

「接着力を上げればすべて解決」というわけではない理由の一つです。

原因④ 歯ぎしり・食いしばり

被せ物が繰り返し外れる患者さんでは、歯ぎしりや食いしばりについても確認します。

歯ぎしりでは、食事とは異なる方向から大きな力が加わることがあります。

特に、

同じ歯の被せ物だけ何度も取れる。
セラミックが繰り返し欠ける。
天然歯も大きくすり減っている。

という場合には、その歯にどのような力が加わっているかを見ることが重要です。

被せ物だけを強くしても、その原因となる力が残っていれば、別の場所に問題が起こる可能性もあります。

原因⑤ 噛み合わせによって、その歯に力が集中している

上下の歯は、すべて同じ強さで接触しているわけではありません。

歯並びや欠損、過去の治療などによって、特定の歯へ力が集中することがあります。

例えば、

右側の奥歯を何本か失っている。

反対側ばかりで噛んでいる。

特定の被せ物だけ強く当たっている。

といった状態です。

その場合、

外れた歯だけを治療しても、力が集中する環境そのものは変わりません。

だからこそ、上下の噛み合わせまで確認する意味があります。

「外れた被せ物をそのまま付けてください」は可能?

外れた被せ物を持って来院され、

「痛くないので、そのまま付けてください」

と言われることがあります。

状態によっては再装着できる場合もあります。

しかし、

外れた=必ずそのまま戻せる

わけではありません。

被せ物の内部に虫歯がないか。

歯が欠けていないか。

被せ物自体が破損していないか。

歯根に問題がないか。

なぜ外れたのか。

を確認する必要があります。

特に何度も外れている場合には、単純な再装着を繰り返すより、一度原因を確認した方がよい場合があります。

「セラミックにすれば外れない」は本当?

銀歯が何度も外れると、

「もっと良いセラミックにすれば取れなくなりますか?」

と考える方もいるでしょう。

しかし、

材料をセラミックに変えるだけですべて解決するとは限りません。

どれだけ高品質な材料を使っても、

支える歯質が少ない。

虫歯がある。

噛む力が集中している。

歯ぎしりが強い。

といった問題が残っていれば、長期的な安定について考える必要があります。

セラミックやジルコニアは優れた修復材料ですが、

材料より先に「その歯を長く使える条件」を整えること

が重要です。

神経を取った歯では、特に残っている歯質が重要です

被せ物が入っている歯の中には、すでに根管治療を受けている歯も多くあります。

このような歯では、

「根の治療がきれいにできているか」

だけでなく、

歯ぐきより上に、被せ物を支えられる天然歯質がどのくらい残っているか

も重要になります。

歯質がほとんど残っていない状態で、土台とクラウンだけを何度も作り直していると、再治療が難しくなることがあります。

「土台を太くすれば強くなる」とも限りません

神経を取った歯では、歯の内部に土台を作ることがあります。

すると、

「もっと太くて頑丈な土台を入れればいいのでは?」

と思われるかもしれません。

しかし、土台を入れるために天然歯を大きく削ればよいわけではありません。

歯根には厚みに限りがあります。

人工物を強くするために天然歯を弱くしてしまっては、本末転倒です。

ここでも重要なのは、

「一番強い材料」

ではなく、

残っている天然歯をどう守るか

という考え方です。

被せ物が取れたのではなく「歯ごと折れている」こともあります

被せ物が外れたと思って来院された患者さんでも、確認すると天然歯の一部が被せ物と一緒に取れていることがあります。

さらに亀裂が歯根の深いところまで及んでいる場合には、保存が難しいこともあります。

そのため、

外れた被せ物を見ただけでは、その歯を再治療できるかどうかは判断できません。

残っている歯と歯根を確認することが必要です。

歯質が足りない場合、矯正が役立つこともあります

少し専門的ですが、歯ぐきの下に健康な歯質が残っている場合、症例によっては矯正的に歯を移動させ、修復に利用できる歯質を確保する方法を検討することがあります。

すべての歯に適応できるわけではありません。

しかし、

「被せ物が作れないからすぐ抜歯」以外の選択肢

を検討できるケースもあります。

ここでも矯正は、単に歯並びをきれいにするためだけの治療ではありません。

天然歯を保存するために利用することもある治療方法なのです。

それでも保存が難しい歯もあります

天然歯はできるだけ残したい。

これは歯科治療の基本的な考え方です。

しかし、

何度も再治療を繰り返して歯質がほとんど残っていない。

深い位置まで破折している。

歯根に大きな問題がある。

など、保存の見通しが厳しいケースもあります。

その場合には、

「とにかく残す」ことが必ずしも患者さんにとって最善とは限りません。

保存した場合の予後と、抜歯して次の治療へ進んだ場合のメリット・デメリットを比較することが重要です。

抜歯になったら、すぐインプラント?

保存できないと判断した場合、インプラントは選択肢の一つです。

しかし新宿セントラルパーク歯科では、

歯を抜いたからインプラント

とは考えません。

なぜその歯がダメになったのかを確認します。

もし特定の場所に過剰な力が集中していたのであれば、その原因を考えずにインプラントを入れるだけでは十分とは限りません。

インプラント治療でも、

どこに入れるか。
どう噛ませるか。
残っている天然歯への負担をどう分散するか。

まで考えることが重要です。

ナイトガードを使用することもあります

歯ぎしりや食いしばりが強い患者さんでは、新しい被せ物を装着したあとにナイトガードを検討することがあります。

ナイトガードは、

「装着すれば歯ぎしりが治る」

という装置ではありません。

主な目的の一つは、

天然歯や修復物を強い力から保護すること

です。

せっかく再治療した歯をできるだけ長く使用するためには、治療後の管理も重要です。

被せ物の再治療で本当に大切なのは「次は何年もたせるか」

被せ物が外れるたびに、

外れた。

付ける。

また外れた。

また付ける。

という治療を繰り返していると、その間に天然歯の状態が変化することがあります。

だからこそ、

「今日付けられるか」だけでなく、「この治療で次はどのくらい安定して使える可能性があるのか」

を考えることが大切です。

歯科治療では、目の前の問題を解決することも重要ですが、再治療を減らすことが歯の寿命につながります。

新宿セントラルパーク歯科では「取れた被せ物だけ」を見ません

被せ物が何度も外れる場合には、必要に応じて、

  • 虫歯
  • 残っている天然歯質
  • 歯の高さ
  • 神経・根管治療の状態
  • 歯根の亀裂
  • 被せ物の適合
  • 歯ぎしり・食いしばり
  • 歯並び
  • 欠損歯
  • 上下の噛み合わせ

などを確認します。

そして、

なぜ外れたのか。
再装着でよいのか。
新しく作り直す必要があるのか。
その歯を保存できるのか。
治療後にどう守るのか。

まで考えます。

セラミックやジルコニアを入れることが治療の目的ではありません。

限りある天然歯質をできるだけ残し、再治療を減らしながら長く使える状態を作ることが大切だと考えています。

まとめ|被せ物が何度も取れるなら「もっと強く付ける」以外の原因を考えましょう

被せ物が繰り返し外れる背景には、

虫歯
天然歯質の不足
歯の高さ
歯ぎしり・食いしばり
噛み合わせ
歯の破折

など、さまざまな原因が隠れていることがあります。

そのため、

「また付ければいい」だけで終わらせず、なぜ繰り返しているのかを確認すること

が重要です。

「同じ被せ物が何度も取れる」

「銀歯を何度も付け直している」

「セラミックにすれば解決するのか知りたい」

「神経を取った歯の被せ物が外れた」

「できるだけ抜歯せず、自分の歯を残したい」

このような方は、新宿セントラルパーク歯科へご相談ください。

当院では、取れたものを元に戻すことだけではなく、なぜその歯に問題が繰り返されるのかを診断し、噛み合わせや残っている天然歯質まで考えながら、10年後、20年後にもできるだけ自分の歯を残す治療を大切にしています。

pagetop